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「金沢や富山で建設コンサルタントとして働きたい」
「地元の北陸に戻りたいけど、どんな会社があるか分からない」
「日本海コンサルタントや国土開発センターって、実際どうなの?」
そんな方へ向けて、北陸(石川・富山・福井)の建設コンサルタントの全体像を、大手建設コンサルで働く現役社員が整理しました。
北陸は、金沢と富山に従業員200〜300名クラスの地場大手が集まるエリアです。一方で、大手の「北陸支社」はほぼすべて新潟にあるという、ほかの地域にはない特徴もあります。地場の優良企業から大手の拠点まで、選択肢をまとめて紹介します。
北陸の建設コンサルタント業界は「3層構造」
北陸で建設コンサルタントとして働く選択肢は、大きく3つの層に分かれます。まずこの全体像を押さえると、会社選びが一気にラクになります。
北陸ならではの特徴は、次の2つです。
- 大手の「北陸支社」は新潟:国の出先機関である北陸地方整備局が新潟にあるため。金沢・富山・福井は少人数の事務所
- 福井は近畿の管轄:福井の国道・河川は近畿地方整備局の担当。大手でも福井の事務所を「近畿(大阪)」の下に置いている会社がある
北陸の地場・優良建設コンサルタント

ここからは、北陸の地場の主な会社を紹介します。会社の基本情報は公式サイトと採用情報、働き方の声は口コミの傾向をもとにまとめています。
日本海コンサルタント(金沢)の年収・評判|まちづくりから能登まで拠点を持つ北陸の大手
金沢に本社を置く、北陸を代表する総合建設コンサルタントです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本社 | 金沢市(1976年設立・従業員約266名・売上約50億円)。七尾など石川県内のほか、富山・福井・新潟・関東・関西にも拠点 |
| 強み | 区画整理などのまちづくりで実績を重ね、道路・橋・河川・インフラの維持管理まで幅広い。AIを使った橋の耐震診断など新しい分野にも挑戦 |
| 働き方 | 求人で月平均の残業15時間程度・年間休日121日。石川県のワークライフバランス優良企業に認定 |
| 年収の目安 | 管理職クラスの求人で800万〜1,000万円。口コミの年収は500万円前後の声(件数は少なめ) |
口コミを分析すると、次のような傾向が見られました。
国土開発センター(金沢)の年収・評判|建設コンサル14部門の総合力
金沢に本社を置く、「日本海側最大級」を掲げる総合建設コンサルタントです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本社 | 金沢市(1964年創立・従業員約270名)。富山・新潟・福井・大阪・東京のほか、能登・輪島・羽咋にも営業所 |
| 強み | 建設コンサルタント14部門に登録。設計・環境調査・補償に加え、役所の仕事を手伝う「発注者支援」も行う |
| 働き方 | 採用情報で月平均の残業約23時間。全社19時消灯・水曜は定時退社が目標。技術士などの資格手当は月5万円 |
| 年収の目安 | 求人の想定年収で500万〜800万円(環境調査の技術者) |
最近の口コミは多くありませんが、見えてきた傾向は次のとおりです。
NiX JAPAN(富山・旧 新日本コンサルタント)の年収・評判|発電・海外まで事業を広げる
富山に本店を置く会社で、2023年に「新日本コンサルタント」から社名が変わりました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本店 | 富山市(1979年設立・従業員約323名・売上約51億円)。東京にも本社。グループ全体では約686名・売上約100億円 |
| 強み | 建設コンサルに加えて、水力発電・DX・海外(インドネシアなど)まで事業を広げている |
| 働き方 | 勤務地は主に富山と東京。フレックスや時間単位の休暇がある |
| 年収の目安 | 口コミの年収は300万〜600万円の幅(若手〜中堅・参考値) |
口コミを分析すると、次のような傾向が見られました。
北電技術コンサルタント(富山)の年収・評判|北陸電力グループの電力系
北陸電力グループの建設コンサルタントです。中国地方の中電技術コンサルタント、四国の四電技術コンサルタントと同じ「電力系」の会社です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本店 | 富山市(2001年設立・従業員約160名・売上約32億円)。金沢・福井に支店、志賀町に事業所 |
| 強み | 水力発電などの電力の土木と再生可能エネルギーの分野。道路・河川・防災の仕事も行う |
| 働き方 | 採用情報で月平均の残業約23時間・有給の取得約16日(2024年度)。フレックスあり |
| 年収の目安 | 口コミでは「同じ地域の同業より高め」という声(具体的な金額の情報は少なめ) |
口コミを分析すると、次のような傾向が見られました。
そのほかの有力どころ
ほかにも、北陸には特徴のある会社があります。
- 東洋設計(金沢):上下水道・環境・建築設備に強い(従業員約195名)。関東にも支社を持つ。採用情報で残業は月23時間ほど
- サンワコン(福井):福井で最大手の建設コンサル(約229名)。測量から始まり、防災・点検・空間情報まで広げている
- 上智(砺波):補償・地籍調査・測量に強い(約128名)。採用情報で残業は月5時間ほどと、働き方の数字が目立つ
同じ業界で働く立場から見た、電力系の建設コンサルのイメージです。
- 北電技術コンサルタントなどの電力系は、安定したイメージ
- 中国地方の中電技術コンサルタント、四国の四電技術コンサルタントと似た立ち位置
大手建設コンサルの「北陸拠点」という選択肢

大手建設コンサルタントの北陸拠点で働くという道もあります。大手の北陸の拠点は、次のとおりです。
| 会社 | 北陸の支社・支店 | 金沢・富山・福井 |
|---|---|---|
| 建設技術研究所 | 北陸支社(新潟市) | 金沢・富山・福井に事務所 |
| 八千代エンジニヤリング | 北陸支店(新潟市) | 石川・富山・福井に事務所 |
| パシフィックコンサルタンツ | 北陸支社(新潟市) | 金沢・富山・福井に事務所 |
| オリエンタルコンサルタンツ | 北陸支社(新潟市) | 金沢に事務所 |
| 日本工営 | 新潟支店(新潟市) | 北陸事務所(金沢)・富山・福井に事務所 |
支社・支店はすべて新潟で、金沢・富山・福井は事務所です。大手の北陸勤務には、次のような良い点と注意点があります。
※年収は日経コンストラクション2026年4月号(日経クロステック調べ)。契約社員なども含む全従業員1人当たりの平均年間給与(2025年度)です。
「支社に入っても転勤で飛ばされない?」への答え
大手の支社で働くうえで一番の不安がこれです。結論は、「勤務地限定(エリア)職があるかどうか」で大きく変わります。
| 会社 | 勤務地を固定できる? |
|---|---|
| 建設技術研究所(CTI) | ◎ 勤務地限定正社員制度あり。地域限定を選べ、総合職への再転換も可能 |
| 八千代エンジニヤリング | ◎ 地方限定社員の制度あり |
| 日本工営 | △ 総合職は全国転勤が基本。寮・社宅は手厚いが「地方に定住」前提の設計ではない |
※ただし勤務地限定職は、年収・昇進で総合職にやや劣るのが一般的です。「転勤なし」と「年収・出世」はトレードオフ。応募前にエリア職の有無と条件を必ず確認しましょう。

金沢や富山の事務所に入ったら、ずっと地元にいられるんですか?🤔

大手の地方の事務所は、主に営業の拠点なんだ。だから事務所の勤務になれば、その地域に長くいられると思うよ。それに大手の給料は東京も支社もほとんど変わらないから、家賃の安い北陸で働くのはお得だね👷
| 金沢市の1LDK相場 | 約8.3万円 |
| 東京23区の1LDK相場 | 約14万円 |
| 差額 | 月 約5.7万円 → 年 約68万円お得 |
富山市(約6.5万円)や福井市(約6.9万円)は、金沢よりさらに家賃が安くなります。大手の年収・評判は建設コンサルタントランキングで10社比較しているので、あわせてどうぞ。
地場企業 vs 大手の北陸拠点|どっちを選ぶ?

ここまでの地場企業・電力系と、大手の拠点勤務。同じ北陸で働くにも中身はだいぶ違います。判断材料を並べます。
| 項目 | 地場の大手 | 電力系 | 大手の北陸拠点 |
|---|---|---|---|
| 年収 | △〜○ 口コミでは400万〜600万円台が中心(参考値) | ○ 同じ地域の同業より高めという声 | ◎ 900万円前後も(大手水準) |
| 転勤 | ○ 本社勤務の求人が多い(支店網はある) | ○ 北陸の支店間 | △ 新潟・全国転勤の可能性 |
| 残業 | △ 会社・部署で差が大きい | ◎ 少なめ(約23時間) | ○ 会社・部署による |
| 仕事の中身 | 県・市町村の道路・河川・まちづくり。能登の復旧も | 水力発電・電力の土木+公共 | 国の大型案件・新幹線など |
口コミを見ると、「年功序列」という声は地場の会社に共通して見られました。「北陸に腰を据えて地元のインフラを担当したい」なら地場、「安定と働きやすさ」なら電力系、「年収の天井」を最優先するなら大手の拠点、という整理です。

サルパイセンが北陸にUターンするなら、どこを選びますか?

ぼくなら地場に行きたいな。専門的な技術が身につくし、その技術はほかの会社に移っても通用するからね👷
北陸ならではのインフラの仕事|能登の復旧から雪対策まで
北陸の建設コンサルタントの仕事には、北陸ならではの課題がはっきり出ています。主なものを表にまとめました。
| 課題 | 地場の仕事とのつながり |
|---|---|
| 能登半島地震からの復旧 | 奥能登の復旧工事で、入札が成立しない割合が2025年度は27.6%(前の年は6.9%)。技術者・作業員が足りていない。能登に営業所を持つのは地場の会社 |
| 雪への対策 | 2018年の福井豪雪では、国道8号で約1,500台が立ち往生。雪に強い道路の計画や、消雪・防雪の設備の点検・更新の仕事がある |
| 北陸新幹線の延伸 | 金沢〜敦賀は2024年に開業。敦賀から先はまだ着工していない。本体は大手の仕事が中心で、地場は駅の周りの整備や道路で関わる |
特に能登の復旧は、地元に拠点があって土地をよく知っている地場の会社が欠かせない分野です。設計・測量・用地の補償・役所の手伝いまで、長く仕事が続きます。

能登の復旧のような仕事って、人は足りているんですか?

業界の中から見ても、人は足りていないと感じるね👷
北陸で建設コンサルの求人を探す方法

北陸の建設コンサルの求人は、一般の転職サイトだと地場企業の情報がほとんど出てきません。建設業界に特化したサービスなら、地場の優良企業や大手の拠点の求人まで含めて探せます。
まとめ|北陸の建設コンサルタント
- 北陸の建コンは「大手の北陸拠点/地場の大手/電力系・中堅」の3層構造
- 金沢には日本海コンサルタント(まちづくり・能登にも拠点)と国土開発センター(14部門・資格手当月5万円)
- 富山なら事業を広げるNiX JAPAN、安定と働きやすさなら電力系の北電技術コンサルタント
- 大手の北陸支社は新潟。金沢・富山・福井は事務所
- 地場求人は表に出にくいので、業界特化の求人サービスの活用が近道
あわせて読みたい:中部・名古屋の建設コンサルタント/関西・大阪の建設コンサルタント/地方の建設コンサル優良企業3選/理由別おすすめ転職先
本記事の企業情報は、各社公式サイト・採用情報(マイナビ2027ほか)・求人票、および転職口コミサイト(OpenWork・エン評判・転職会議)の口コミ(2026年10月時点)をもとに作成しています。口コミの件数が少ない会社や、古い口コミが中心の会社は参考程度にご覧ください。年収は求人の想定年収・推計ベースの参考値であり、実際の待遇は個人の経験により異なります。NiX JAPANは2023年に新日本コンサルタントから社名変更しています。家賃はLIFULL HOME’Sの賃料相場(2026年10月時点)、能登の入札の数字は報道(2026年6月)、福井豪雪の数字は国の公表資料によります。転職の最終判断はご自身の責任でお願いします。







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