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【建設コンサルタントの退職理由】1位は残業。辞める本音と退職金の実態を現役大手社員が解説

建設コンサルを出る

※本記事にはプロモーションが含まれます

「みんな、どういう理由で辞めていくんだろう」

建設コンサルで働いていると、

「自分だけがしんどいのか?」
「辞めた人は次どこに行ったんだろう」
「退職金っていくら出るんだろう」

こんなことが気になってくると思います。

ただ、この手の情報はネットにほとんど出てきません。退職金にいたっては、調べても金額に触れているものがほとんど見つかりません

そこでこの記事では、日本工営と建設技術研究所について、ネットの情報や口コミをリサーチして、辞める理由の傾向を整理しました。あわせて退職金・離職率・辞めた人の行き先まで、現役の視点を交えて解説します。

建設コンサルタントの退職理由トップ3

先に結論です。

🕐
① 残業・長時間労働(ダントツ1位)

両社とも最多で、4割〜5割がこれに触れています。他の理由を大きく引き離しています。

🏠
② ワークライフバランス

家庭・育児・結婚といったライフイベントとの両立。2割前後。1位の残業と地続きの理由です。

📉
③ このままで大丈夫かという不安

スキルが身につくのか、会社の将来性はどうか。会社によって差が大きく出た項目です。

📊 退職理由の内訳(該当した割合)

★ 残業・長時間労働41〜50%
ワークライフバランス21〜28%
将来性・経営への不安13〜25%
スキル・成長への不安12〜25%
給与・昇給16%
人間関係・上司10〜12%
業務量・キャパオーバー9〜12%
転勤・勤務地5〜8%

※両社の退職理由に関する口コミの内容をテーマ分類し、割合を集計した参考値です。1件が複数のテーマに該当する場合があるため、合計は100%になりません。

👀 意外だったのは「人間関係」の少なさ
建設コンサルは「体育会系できつい」というイメージを持たれがちですが、人間関係を退職理由に挙げた人は両社とも1割程度でした。年功序列や評価制度への不満も少なく、残業代がきちんと支給される点をむしろ評価する声もありました。
コンつぁん
コンつぁん

人間関係が理由じゃないんですね。意外です…🤔

サルパイセン
サルパイセン

ただ現場の感覚だと、残業の次に多いのは職場環境なんだよね。上司と合わないとか。書きにくいだけかもしれないよ。

⚠️ データと現場の感覚がズレるところ
数字の上では人間関係は1割程度ですが、現役に聞くと「残業の次に多いのは職場環境」という答えが返ってきます。「退職理由」として文章に残しにくいだけで、実際の引き金になっているケースはもっと多い可能性があります。

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日本工営の退職理由|「忙しい」より深刻なもの

まず日本工営から。退職を検討した理由として挙がったものを、多い順に並べました。

日本工営の退職理由を考えるイメージ

📊 日本工営の退職理由

★ 残業・長時間労働41%
ワークライフバランス28%
★ 将来性・経営への不安25%
★ スキル・成長への不安25%
給与・昇給16%
人間関係・上司10%
属人化・体制9%

日本工営の特徴は、残業以外の理由がしっかり積み上がっていることです。

特に目立つのが「スキル・成長への不安」と「将来性への不安」がどちらも25%という点。これは後で見る建設技術研究所の約2倍にあたります。

「技術が身につかない」という声の中身

具体的には、こういう趣旨の指摘が複数ありました。

  • 各種計算を外注することが多く、表面的な知識は付くが技術の核心が身につかない
  • 身につくのはWord・Excel・CADが少々という感覚
  • 30代半ば〜40代の層が薄く、若手に大規模案件が回ってくる
👷 現役の視点|ここは見方が分かれます
この「外注が多い」という不満について、現役に聞くと違う答えが返ってきます。
  • 部署によって全然違う。手を動かす部署もあれば、まとめ役に回る部署もある
  • 会社が大きいほど外注は増える。これは大手である以上、避けられない構造
  • ただし「とりまとめること自体もまた技術」。外注を管理して成果をまとめる力は、小さい会社では身につかない

つまり「手を動かす技術」が身につかないのは事実だとしても、代わりに「まとめる技術」が身についているということです。ここをどう評価するかで、同じ環境でも満足度が変わります。

日本工営そのものの働き方は日本工営はやばい?残業・年収の実態で詳しく書いています。

建設技術研究所の退職理由|理由がシンプル

続いて建設技術研究所です。同じ形で並べると、山の形がはっきり違います

📊 建設技術研究所の退職理由

★ 残業・長時間労働50%
ワークライフバランス21%
給与・昇給16%
将来性・経営13%
業務量・キャパオーバー12%
人間関係・上司12%
スキル・成長への不安12%

建設技術研究所は、とにかく「忙しい」の一点に集中しています。

残業を挙げた人が半数。日本工営の41%より高い数字です。繁忙期の残業が月80時間に達するという実態とも整合します。

👉 裏を返すと、それ以外の不満は少ない
スキル不安は12%、将来性への不安も13%と、日本工営の半分程度。年功序列や評価制度への不満にいたっては1%しかありませんでした。
「仕事の中身や会社には納得している。ただ量が多すぎる」という構図です。

建設技術研究所の残業実態は建設技術研究所はやばい?繁忙期は月80時間にまとめています。

2社を比べて見えること

2社の数字を同じ表に置くと、辞め方の違いがはっきりします。

退職理由日本工営建設技術研究所
残業・長時間労働41%50%
ワークライフバランス28%21%
スキル・成長への不安25%12%
将来性・経営への不安25%13%
給与・昇給16%16%
人間関係・上司10%12%
年功序列・評価5%1%
A建設技術研究所|「量」で辞める

残業50%が突出し、それ以外は分散。仕事の中身や会社の方向性には納得しているが、単純に量が多すぎて限界がくるという辞め方です。

B日本工営|「量」+「このままでいいのか」で辞める

残業に加えて、スキルと将来性への不安がどちらも25%。忙しさに耐えられないというより、耐えた先に何が残るのかが見えないという迷いが混ざっています。

同じ「大手建設コンサル」でも、辞める理由の質が違います。 転職を考えるときは「忙しいから辞めたい」のか「この先が見えないから辞めたい」のかを分けて考えたほうが、次の選択を間違えません。

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退職金はいくら?現役の実感で約1,500万円

建設コンサルタントの退職金のイメージ

先に正直に書きます。

⚠️ 建設コンサルの退職金は、金額が公開されていません
各社の募集要項には「退職金制度あり」としか書かれておらず、金額の記載はありません。口コミを調べても、金額に触れているものはほとんど見つかりませんでした。ネットを探しても答えが出てこないのは、そもそも情報が存在しないからです。

さらに日本工営については、ID&Eホールディングスへの持株会社化によって単体の有価証券報告書が出ていないため、退職給付の数字から推定することもできません。

現役の肌感では約1,500万円

💰 現役に聞いた退職金の実感
大手建設コンサルで定年まで勤めた場合、退職金は1,500万円くらいというのが現場の感覚です。

ただし「今後は世の中も変わっていくので、どうなるかは分からない」というのが正直なところ。退職金制度そのものを縮小する企業が増えているので、今の水準がそのまま続く前提で人生設計をするのは危険です。
  • この1,500万円は公表値ではなく現役の実感です。会社・勤続年数・役職で大きく変わります
  • 建設技術研究所は募集要項に退職金制度・持株制度ありと明記されています
  • 正確な金額を知りたい場合は、入社時または在籍中に社内規程を確認するのが唯一確実な方法です

離職率の実態

離職率についても、建設コンサル各社は数値を積極的に公開していません。

ただし退職理由の中身からは、特定の年代が抜けているという指摘が繰り返し出てきました。日本工営では30代半ば〜40代の層が薄いという指摘が複数あり、その結果として若手に大規模案件が回ってくるという構造が語られています。

👉 数字より、この構造のほうが実害があります
離職率が何%かより、「自分の少し上の世代がいるかどうか」のほうが働きやすさに直結します。面接や面談では、配属予定部署の年齢構成を聞いてみる価値があります。

辞めた人はどこへ行くのか【3ルート】

建設コンサルから転職する3つのルート

現役に聞くと、辞めた人の行き先はだいたい3つに分かれるそうです。

1公務員残業を減らす

発注者側に回るルート。残業と働き方の問題を解決しにいく選択です。建設コンサルでの実務経験は発注者側でそのまま評価されます。

ただし年収は下がるのが基本です。詳しくは建設コンサルから公務員へ転職で解説しています。

2地方の建設コンサル働き方を変える

業界は変えず、規模と勤務地を変えるルート。転勤がなくなり、地元で腰を据えて働けます。技術がそのまま活きるので転職難易度も低めです。

地域ごとの優良企業は九州関西など地域別の記事にまとめています。

3コンサルファーム単価を上げる

時間単価を根本から上げるルート。建設コンサルで培った課題解決力と発注者対応の経験は、ファーム側でも評価されます。

行ける会社と必要なスキルは建設コンサルから行けるコンサルファーム6選で比較しています。

👉 辞める理由と行き先はセットで考える
残業が理由なら①か②「このままでいいのか」が理由なら③が噛み合います。理由と行き先がズレていると、転職しても同じ不満を繰り返します。

それでも辞めない理由

ここまで辞める理由を並べてきましたが、実際には辞めずに残る人のほうが多いです。

💡 現役が挙げた「辞めない理由」
「辞めようかな」と思っても踏みとどまる一番の理由は、給料です他の業界と比べると水準は少し高めで、そこを手放してまで動くかというと迷う人が多い、というのが実感です。

実際、大手建設コンサルの平均年収は850万〜970万円台です。この水準を維持したまま残業だけ減らすのは簡単ではありません。

年収の実態は建設コンサルタントの年収|年代・役職別のリアルにまとめています。

コンつぁん
コンつぁん

結局、給料を取るか時間を取るかってことですか…

サルパイセン
サルパイセン

そう。だから「両方取れる場所があるのか」を先に調べたほうがいいよ。動くかどうかはその後でいい。

まとめ|建設コンサルタントの退職理由

  • 退職理由の1位は残業。両社とも4〜5割が挙げている
  • 建設技術研究所は「量」で辞める(残業50%・他は分散)
  • 日本工営は「量」+「このままでいいのか」で辞める(スキル不安・将来性不安がどちらも25%)
  • 人間関係は意外と少ない(1割程度)。ただし現場の感覚では残業の次に多い
  • 「技術が身につかない」は見方が分かれる。大手ほど外注は増えるが、とりまとめもまた技術
  • 退職金は金額が公開されていない。現役の実感で約1,500万円だが、今後どうなるかは不透明
  • 辞めた人の行き先は公務員/地方の建設コンサル/コンサルファームの3ルート
  • 引き止めているのは給料。他業界より水準が高め

辞めるかどうかを決める前に、自分が何に耐えられないのかをはっきりさせること。そこが決まれば行き先は自然に絞れます。

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調査方法・免責:本記事の退職理由の割合は、社員クチコミサイト等に投稿された退職理由に関する記述をもとに、内容をテーマ分類して集計した参考値です(2026年8月時点)。個別の投稿は転載していません。1件が複数のテーマに該当する場合があるため、割合の合計は100%になりません。退職金の金額は各社とも公開されていません。本記事の約1,500万円は現役社員の実感に基づく目安であり、公表値ではなく、会社・勤続年数・役職により大きく異なります。日本工営はID&Eホールディングスへの持株会社化により、単体の有価証券報告書が公表されていません。平均年収は各社の有価証券報告書および非上場企業の補正推定値によります。情報は2026年8月時点のものです。最新の条件は各社の公式情報をご確認ください。

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