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「四国で建設コンサルタントとして働きたい」
「地元に戻りたいけど、四国にどんな会社があるか分からない」
「四国建設コンサルタントや四電技術コンサルタントって、実際どうなの?」
そんな方へ向けて、四国(香川・愛媛・高知・徳島)の建設コンサルタントの全体像を、大手建設コンサルで働く現役社員が整理しました。
四国は、四国地方整備局の仕事を多く受ける地場の独立系と、四国電力グループの電力系が強いエリアです。地場の優良企業から大手の四国拠点まで、選択肢をまとめて紹介します。
四国の建設コンサルタント業界は「3層構造」
四国で建設コンサルタントとして働く選択肢は、大きく3つの層に分かれます。まずこの全体像を押さえると、会社選びが一気にラクになります。
四国ならではの特徴は、次の2つです。
- 規模で見ると、電力系の四電技術コンサルタントが一番大きい(従業員約318名)。地場の独立系では四国建設コンサルタントが最大
- 大手の支社は高松に集中。また、愛媛(松山)には100名規模の地場の独立系が見当たらず、松山で働くなら「他県に本社がある会社の支店」が中心になる
四国の地場・優良建設コンサルタント

ここからは、四国の地場の主な会社を紹介します。会社の基本情報は公式サイトと採用情報、働き方の声は口コミの傾向をもとにまとめています。
四国建設コンサルタント(徳島)の年収・評判|四国の独立系最大手
徳島に本社を置く、四国の独立系で最大の建設コンサルタントです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本社 | 徳島市(1962年設立・従業員約200名)。愛媛・高知・香川に支店 |
| 強み | 建設コンサルタント11部門に登録。橋梁・道路・港湾・河川など、国・県・市町村の仕事を幅広く担当 |
| 働き方 | 採用情報で月平均の残業約34時間(2024年度)・年間休日120日・賞与は年3回 |
| 年収の目安 | 採用情報では「30歳の平均年収700万円」と紹介(会社の公表値) |
四国の地場で年収・規模ともにトップクラスの会社です。口コミを分析すると、次のような傾向が見られました。
第一コンサルタンツ(高知)の年収・評判|高知トップクラス・落石と擁壁に強い
高知に本社を置く、高知県でトップクラスの実績を持つ会社です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本社 | 高知市(1963年設立・従業員約140名・売上約26億円)。松山・徳島・高松にも事務所 |
| 強み | 急な斜面の多い高知ならではの落石対策・擁壁(土砂を支える壁)の技術に強い。測量・地質調査・補償まで一貫して対応 |
| 働き方 | 採用情報で月平均の残業約31時間(2025年度)・求人で年間休日126日 |
| 年収の目安 | 中途の求人で400万〜800万円(土木設計) |
口コミの数はまだ少なめなので、参考程度に見てください。見えてきた傾向は次のとおりです。
四電技術コンサルタント(高松)の年収・評判|四国電力グループの安定感
四国電力が100%出資する電力系の建設コンサルタントです。中国地方の中電技術コンサルタント、九州の西日本技術開発と同じ「電力系」の会社です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本社 | 高松市(1982年設立・従業員約318名・売上約69億円)。四国4県に支店 |
| 強み | 道路・河川・耐震などの公共の仕事に加え、ダム・水力発電所の管理まで担当。受注は官公庁が約6割、グループが約4割 |
| 働き方 | 採用情報で月平均の残業約23時間・有給の取得約16日(2024年度)。年間休日は求人により120日台後半 |
| 年収の目安 | 中途の求人で380万〜600万円(高知・土木職) |
口コミを分析すると、次のような傾向が見られました。
そのほかの有力どころ
ほかにも、四国には特徴のある会社があります。
- 四航コンサルタント(高松):アジア航測グループ(従業員約112名)。航空写真・航空レーザー測量と設計を組み合わせるのが強み
- エコー建設コンサルタント(徳島):徳島に密着した総合建設コンサル(約84名)。採用情報で残業は月16時間ほど
- 基礎建設コンサルタント(徳島):2024年にJR四国のグループに入った会社(約55名)。土木設計・地質調査・測量
- ウエストコンサルタント(松山):松山に本社を置く会社の中では規模が大きい方(約78名)。測量・設計・補償
同じ業界で働く立場から見た、四国の会社のイメージです。
- 四国建設コンサルタントは、四国地方整備局からの受注が多い、安定した超優良企業というイメージ
- 四電技術コンサルタントなどの電力系も、安定したイメージ。中国地方の中電技術コンサルタントと似た立ち位置
大手建設コンサルの「四国拠点」という選択肢

大手建設コンサルタントの四国拠点で働くという道もあります。大手の四国の拠点は、次のとおりです。
| 会社 | 四国の拠点 |
|---|---|
| 建設技術研究所 | 四国支社(高松市) |
| 八千代エンジニヤリング | 四国統括事務所(高松市) |
| パシフィックコンサルタンツ | 四国支社(高松市)+徳島・高知・愛媛の事務所 |
| オリエンタルコンサルタンツ | 四国支社(高松市) |
| 日本工営 | 四国支店(高松市)+徳島・愛媛・高知の事務所 |
支社・支店はすべて高松にあり、ほかの3県は事務所です。大手の四国勤務には、次のような良い点と注意点があります。
※年収は日経コンストラクション2026年4月号(日経クロステック調べ)。契約社員なども含む全従業員1人当たりの平均年間給与(2025年度)です。
「支社に入っても転勤で飛ばされない?」への答え
大手の支社で働くうえで一番の不安がこれです。結論は、「勤務地限定(エリア)職があるかどうか」で大きく変わります。
| 会社 | 勤務地を固定できる? |
|---|---|
| 建設技術研究所(CTI) | ◎ 勤務地限定正社員制度あり。地域限定を選べ、総合職への再転換も可能 |
| 八千代エンジニヤリング | ◎ 地方限定社員の制度あり |
| 日本工営 | △ 総合職は全国転勤が基本。寮・社宅は手厚いが「地方に定住」前提の設計ではない |
※ただし勤務地限定職は、年収・昇進で総合職にやや劣るのが一般的です。「転勤なし」と「年収・出世」はトレードオフ。応募前にエリア職の有無と条件を必ず確認しましょう。

松山や高知の事務所に入ったら、ずっと地元にいられるんですか?🤔

大手の地方の事務所は、主に営業の拠点なんだ。だから事務所の勤務になれば、その地域に長くいられると思うよ。それに大手の給料は東京も支社もほとんど変わらないから、家賃の安い四国で働くのはお得だね👷
| 高松市の1LDK相場 | 約6.8万円 |
| 東京23区の1LDK相場 | 約14万円 |
| 差額 | 月 約7.2万円 → 年 約86万円お得 |
大手の年収・評判は建設コンサルタントランキングで10社比較しているので、あわせてどうぞ。
地場企業 vs 大手の四国支社|どっちを選ぶ?

ここまでの地場企業・電力系と、大手の支社勤務。同じ四国で働くにも中身はだいぶ違います。判断材料を並べます。
| 項目 | 地場(独立系) | 電力系 | 大手の四国支社 |
|---|---|---|---|
| 年収 | ○ 地方では高め(四国建設は30歳平均700万円と公表) | △〜○ 安定して上がるが幅は小さめ | ◎ 900万円前後も(大手水準) |
| 転勤 | ○ 四国4県の中での異動はある | ○ 四国内の支店間 | △ 全国転勤の可能性 |
| 残業 | △ 多いという声が多い(改善中) | ◎ 少なめ(約23時間) | ○ 会社・部署による |
| 仕事の中身 | 国・県・市町村の設計を幅広く | 公共+ダム・水力の管理 | 国の大型案件 |
「四国に腰を据えて、地元のインフラを長く担当したい」なら地場、「安定と働きやすさ」なら電力系、「年収の天井」を最優先するなら大手の支社、という整理です。

サルパイセンがUターンするなら、どこを選びますか?

ぼくなら地場に行きたいな。専門的な技術が身につくし、その技術はほかの会社に移っても通用するからね👷
四国ならではのインフラの仕事|地場企業の出番
四国の建設コンサルタントの仕事には、四国ならではの課題がはっきり出ています。主なものを表にまとめました。
| 課題 | 地場の仕事とのつながり |
|---|---|
| 南海トラフ地震・津波 | 高知県黒潮町では最大34mの津波が想定されている。堤防の耐震化、津波からの避難路、橋の耐震補強の仕事が多い |
| 高速道路のつながっていない区間 | 四国を8の字に結ぶ高速道路は、まだつながっていない区間が残っている。道路・トンネル・橋の新しい設計がまだある |
| 古くなった橋の点検・補修 | 四国の道路の橋の約7割は市町村が管理。市町村は技術者が少ないので、点検や補修計画を地場の会社が支えている |
| 渇水と洪水の両方 | 早明浦(さめうら)ダムの水不足と、吉野川などの洪水対策。河川・ダムの仕事が続く |
| 急な地形と土砂災害 | 台風が多く、斜面が急で崩れやすい。落石対策・砂防の技術が求められる |
どれも四国の地形や災害の条件をよく知っている地場の会社が強い分野です。本四連絡橋のような大きな橋は四国のシンボルですが、地場の主な仕事は防災と、古くなったインフラの対策です。

こういう仕事って、人は足りているんですか?

業界の中から見ても、人は足りていないと感じるね👷
四国で建設コンサルの求人を探す方法

四国の建設コンサルの求人は、一般の転職サイトだと地場企業の情報がほとんど出てきません。建設業界に特化したサービスなら、地場の優良企業や大手支社の求人まで含めて探せます。
まとめ|四国の建設コンサルタント
- 四国の建コンは「大手の四国支社/地場の大手/電力系・中堅」の3層構造
- 地場の独立系の最大手は四国建設コンサルタント(徳島・11部門・30歳平均年収700万円と公表)
- 高知なら第一コンサルタンツ(落石・擁壁に強い)。安定と働きやすさなら電力系の四電技術コンサルタント
- 大手の支社はすべて高松。年収は大手水準だが、転勤の有無は会社によって違う
- 地場求人は表に出にくいので、業界特化の求人サービスの活用が近道
あわせて読みたい:中国地方の建設コンサルタント/関西・大阪の建設コンサルタント/地方の建設コンサル優良企業3選/理由別おすすめ転職先
本記事の企業情報は、各社公式サイト・採用情報(マイナビ2027ほか)・求人票、および転職口コミサイト(OpenWork・エン評判・転職会議)の口コミ(2026年10月時点)をもとに作成しています。口コミの件数が少ない会社は参考程度にご覧ください。年収は会社の公表値・求人の想定年収・推計ベースの参考値であり、実際の待遇は個人の経験により異なります。家賃はLIFULL HOME’Sの賃料相場(2026年10月時点)、津波の想定は内閣府の公表資料によります。転職の最終判断はご自身の責任でお願いします。







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