建設コンサルのキャリア完全ガイド 建設コンサルのキャリア完全ガイド

【建設コンサルから行けるコンサルファーム6選】インフラ・建設部門がある会社を現役大手社員が比較

建設コンサルを出る

「建設コンサルからコンサルファームに行きたいけど、どの会社を狙えばいいの?」

「そもそもファームって建設・インフラの仕事あるの?」
コンサルファームへの転職を考え始めると、まず迷うのが「会社選び」です。

この記事では、現役の大手建設コンサルタント社員である私が、建設・インフラ部門を持つコンサルファーム6社を、年収・激務度・専門性の3軸で比較します。口コミデータと各社の公式情報をもとに、建コン出身者がどこを狙うべきかを整理しました。

そして最大の魅力は、なんといっても年収です。建設コンサルでは部長クラス(40代後半)でようやく届く900〜1,000万円に、ファームなら20代後半〜30代前半で到達できます。上のクラスまで上がれば1,500万〜2,500万円のレンジも見えてくる。建コンの年収カーブとは、そもそもケタが違うのです。

結論を先に言うと、建コンの経験(特に発注者対応・計画・インフラの業務知識)は、多くのファームで「社会インフラ部門」の武器になります。あとは自分が「年収」「働き方」「専門性」のどれを優先するかで選ぶだけです。

建設・インフラ部門があるコンサルファーム6社【比較表】

まず全体像を一覧で見てみましょう。

会社スコア平均年収残業有給
PwC4.491,011万42.5h62.2%
KPMG3.99955万41.1h62.1%
デロイト4.22945万49.3h64.0%
EY S&C4.16916万43.1h63.2%
アクセンチュア4.27876万28.6h72.1%
アビーム4.49836万33.1h66.9%

※年収は口コミ回答者の平均、その他も口コミサイト集計値(出典は記事末尾)。太字は各指標のトップ

若いうちから稼げる年収レンジの実態

上の表は「回答者の平均」ですが、ファームの本当の魅力は上に行ったときのレンジの高さにあります。ランクが上がるほど年収は跳ね上がります。

年収レンジの上限(ランクを上げたときの到達点)

デロイト〜2,500万
アクセンチュア〜2,500万
PwC〜1,800万
KPMG〜1,500万
EY〜1,500万
アビーム〜1,300万

※シニアマネージャー〜ディレクター級の口コミレンジ(さらに上のパートナー級は青天井)

30歳前後で1,000万
PwCのシニアアソシエイトで800〜1,150万円。デロイトは新卒でも4〜5年目で1,000万に届くという声も。若いうちから一気に稼げるのがファームの構造です。
建コンは40代後半でやっと
建設コンサルで900〜1,000万円に届くのは部長クラス(40代後半)が目安。同じ金額に、ファームなら約15年早く到達できる計算です。
ポイント:ファームは「若手のスピード出世」で稼げる
年功序列ではなく実力・評価で上がるので、建コンの年功カーブを飛び越えられます。年収トップはPwC(平均1,011万)で残業も多め、働きやすさトップはアクセンチュア(残業28.6h・有給72.1%)で年収は控えめ。そしてどの会社も建設・インフラの専門部門を持っているため、建コン経験が活きます。
📈 コンサルファームは今、大量採用の時代
大手ファーム各社は中途採用を積極化しており、業界全体が採用拡大の局面にあります。一方でコンサル採用は市況に敏感で、業績次第で昇給・昇進が絞られた時期があったことも口コミから確認できます。門戸が広い波は、いつまでも続くわけではありません。受けるかどうかはさておき、情報収集だけは波があるうちに。これが鉄則です。
👷 現役の視点
正直に言うと、建設コンサル業界の人はコンサルファームのことをほとんど知りません。
  • 発注者(官公庁)側の案件でファームの名前を見かけたことは私はほぼありません。競合ではなく「別世界」という感覚です
  • ただし業界としては建コンよりずっと大きく、会社規模も給料もケタ違い。東大生の就職人気ランキングに載るエリート業界です
  • 「知らない世界」だからこそ、建設の業務知識を持って乗り込める人には大きなチャンスがあります

建コン出身者のファームの選び方【3軸】

軸①:とにかく年収を上げたい・若いうちに稼ぎたいなら → PwC・KPMG・デロイト

回答者平均年収で900万円台後半〜1,000万円超はこの3社。建コン中堅(500〜650万)からでも、コンサルタント〜シニアクラスで入れれば入社時点で+200〜400万円が視野に入ります。

さらに大きいのは、そこから上がるスピードと上限の高さです。建コンのように「年次で少しずつ」ではなく、評価が良ければ数年でマネージャー(1,100〜1,600万)まで届く。20代後半〜30代前半で建コンの部長年収を追い抜き、その先も伸びしろが大きいのが、この3社の一番の魅力です。

軸②:働き方を重視するなら → アクセンチュア・アビーム

残業が相対的に少ないのはアクセンチュア(28.6h)とアビーム(33.1h)。有給消化率も高め。「ファーム=激務」のイメージが強い人でも、この2社は比較的マイルドです。

軸③:インフラの専門性で選ぶなら → PwC・EY・デロイト

  • PwC:鉄道・道路・空港・港湾・上下水道を扱う都市・インフラ部門
  • EY:PPP/PFI・防災施設・上下水道の事業スキーム設計(発注者支援の上流に近い)
  • デロイト:建設・製造ユニット+スマートシティ

発注者対応や計画業務の経験が「そのまま」通用しやすいのはこの3社です。

👷 現役の視点:3社ならどこ?
もし私が選ぶならPwCです。Big4の中でも「人が優しい」という口コミが目立ち、日本の組織文化に近そうで心理的ハードルが低い。残業42.5hという数字も、正直建コンの繁忙期と同じくらいの感覚で、未知の激務ではありません。

💰 6社を自分の経歴でまとめて比較するなら

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深掘り3社【アクセンチュア・PwC・デロイト】

この3社は個別記事で詳しく解説しています。ここでは要点だけ。

🏗️

アクセンチュア|働きやすさ重視ならここ

社会インフラDXコンサルタント枠が公式にあり、実務3年で応募可。残業28.6h・有給72.1%で6社中もっとも働きやすい。年収876万。
【建設コンサルからアクセンチュア】詳細記事

💰

PwC|年収No.1・インフラ専門性も高い

都市・インフラ部門(鉄道・道路・港湾・上下水道)。回答者平均年収1,011万で6社トップ。ただし残業42.5h・80h超27.5%とハード。
【建設コンサルからPwC】詳細記事

🌐

デロイト|未経験歓迎を公式明記

建設・製造ユニットが「コンサル未経験歓迎」を明記。20代成長環境4.5だが残業49.3h・80h超35.8%は6社中最重。
【建設コンサルからデロイト】詳細記事

その他の注目ファーム3社【KPMG・EY・アビーム】

🤝

KPMGコンサルティング|穏やかな社風

ガバメント・パブリックセクター、インフラ業界向けコンサルタント(航空・鉄道・空港のDX)。「人が穏やか」「Big4で新しくホワイトスペース大」という口コミ傾向。年収955万・残業41.1h。規制対応・ESG領域に強み。
※監査法人グループゆえ株取引に制限あり(マネージャー以上は家族も対象)は知っておくべき点。

🏛️

EYストラテジー・アンド・コンサルティング|PPP/PFIの上流

インフラストラクチャー・アドバイザリーの専任グループ。防災施設・上下水道・交通インフラのPPP/PFI、事業スキーム設計・財務アドバイザリー。発注者支援の計画・事業化フェーズに近く、建コンの計画系と特に親和性が高い。年収916万・残業43.1h。

🇯🇵

アビームコンサルティング|日系で働きやすい

日本発の総合ファーム。IT・業務変革に強み。スコア4.49・残業33.1h・有給66.9%とBIG4より働きやすい。ただしインフラ「専任部門」の色は薄め(業界横断のIT/業務変革が主)。「外資ほど激務は避けたい、でもファームの経験は積みたい」人向け。

まとめ【建コン経験はファームで活きる。あとは優先順位で選ぶ】

  • 建設・インフラ部門を持つファームは多く、発注者対応・計画・インフラの業務知識はどこでも武器になる
  • ファームの魅力は若いうちに高年収へ届くスピードとレンジの上限。建コンの部長年収を30歳前後で追い抜ける
  • 年収重視 → PwC・KPMG・デロイト
  • 働き方重視 → アクセンチュア・アビーム
  • インフラ専門性重視 → PwC・EY・デロイト
  • まずは深掘り3社の記事で具体像をつかみ、気になる会社を絞り込むのがおすすめ

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※各社データは転職口コミサイト(OpenWork・2026年7月時点の集計値)をもとにしています。年収は口コミ回答者の平均であり、個人の経験・評価により大きく変動します。
※各社の建設・インフラ部門の情報は、各社公式採用ページ(2026年7月時点)に基づきます。応募前に必ず最新の募集要項をご確認ください。
※記事内の見解は筆者個人の経験に基づくものであり、転職の成果を保証するものではありません。

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