建設コンサルタントは、ネット上で「やめとけ」「きつい」「ブラック」と言われることが多い仕事です。
しかし、すべての会社が当てはまるわけではなく、この業界特有の問題と、会社によるキツさ(どの業界でもある)を分けて考える必要があります。
私は現役の建設コンサルタントとして約10年、公共事業に関わってきました。
この記事では、ネット上でよく見かける評判を、上記の2つに分類して解説します。
建設コンサルは「やめとけ」と言われる理由【結論】
建設コンサルタントに関するネットの評判を以下のように整理しました。
この業界全体で言われる「確かにキツい部分」
- 残業が多い(特に年度末)
- 責任が重い(扱うのは公共インフラ)
- 慢性的な人手不足
- 専門性が高く、最初の数年が難しい
- 給料が割に合わないと言われる構造
- 発注者(役所)との調整が大変
会社によるキツさ(どの業界でもある)
- 雑談NG・空気が暗い
- 有給が取りにくい
- クセの強い人が多い
この業界全体で言われる「確かにキツい部分」
① 残業が多い(特に年度末)
▼ネット上の声
- 公共事業の契約や予算が年度末(2〜3月)に集中する。
- 繁忙期と閑散期の差が極端。
▼私の経験(現役目線)
入社数年後は労基ギリギリの残業になった月もありました😂
ただし、4月〜夏は休みが取りやすく、長期休暇をまとめて取る人も多い印象です。
最近は繁忙期が夏12月ごろに分散されて、負担が減っているかもしれません。
② 責任が重い(扱うのは公共インフラ)
▼ネット上の声
- 設計ミス1つで工事費用が数億円変わる可能性がある。
- チェック体制が厳しく、精神的な負荷が大きい。
▼私の経験(現役目線)
発注者(役所)は工事費と工期に非常に敏感です。
事業費は皆の税金を使っているので当然ですね!
ただ、私の会社では上司のチェックがしっかりしていて、一人に責任が偏らない仕組みがあったのは救いでした。
③ 慢性的な人手不足
▼ネット上の声
- 技術者の高齢化と若手不足が続く。
- 1人あたりの業務量が増えやすい。
▼私の経験(現役目線)
氷河期世代から下の層が薄く、中間層だけスカッと抜けている印象です。
最近は若手採用も回復傾向です。
④ 専門性が高く、最初の数年が難しい
▼ネット上の声
- 土木力学・構造・水理・地質など幅広い知識を求められる
- 未経験者は最初の壁が高く、「覚えることが多すぎる」という声が目立つ
▼私の経験(現役目線)
専門性は非常に高く、一人前になるには10年は必要です。
だからこそ、技術的に価値があるとも言えます。
⑤ 給料が割に合わないと言われる構造
▼ネット上の声
- 公共事業中心で利益率が上がりにくい“人月商売”。
- 若手の給与はITなどと比べて低め。
- 専門性の割には給料が低く感じられる。
▼私の経験(現役目線)
給料は過小評価されていると思います。
中小企業でも基本給は世間の平均か、少し高めの会社も多いです。
残業代を含めると、20代後半で他業界を大きく上回る人も多い印象です😂
技術士取得で年収が一気に上がる企業も多いです。
⑥ 発注者(役所)との調整が大変
▼ネット上の声
- 行政の書類ルールや文化に慣れる必要がある。
- 書類の正確性・形式・論理性が求められる。
▼私の経験(現役目線)
発注者との調整は大変です。工事が近くなると更に大変になります。
ものごとを決めるには”根拠”が必要なので、それが求められます。
会社によるキツさ(どの業界でもある)
① 雑談NG・空気が暗い会社がある
▼ネット上の声
- 技術者が多く、コミュニケーションが少ない。
▼私の経験
私は全く経験がありません。
黙々と作業している時間は当然あります。
② 有給が取りにくい会社がある
▼ネット上の声
- 管理職の文化次第で、有給が取りやすい会社と取りにくい
▼私の経験
どの業界も同じですが、繁忙期は確かにタイミングが読みづらいです。
有給自体は普通に取れるところが多いと思いますが、
会社によって申請が必要だったりはあります。
③ クセの強い人が多い会社もある
▼ネット上の声
- 技術職が多く、一般企業より“個性的な人”が多い
▼私の経験
それはどこの会社に行っても一定の確率でいるのではないでしょうか。
私は幸い、上下関係に厳しくなかったり、コミュニケーションが取りやすい人が多い職場でした。
これは業界に関係なく、会社や個人によるものが大きいです。
まとめ:ネットの評判は冷静に整理すべき
ネットの口コミは、ネガティブな経験をした人が書き込みがちです。
そのため、建設コンサル全体が「やめとけ」かのように見えるだけの場合もあります。
この記事では、ネット上の評判を
- 建コン業界特有のキツさ
- 会社によるキツさ(どの業界でもある)
に分けて整理しました。
ただし、建設コンサルタントに向き・不向きは確実に存在します。
次の記事では、現役の視点で“建設コンサルタントに向いてる人・向いてない人”を徹底解説します。



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