前回の記事では、建設コンサルタントに対してネット上で語られる「きつい」「やめとけ」といった評判を整理しました。
▶ 現役が語る!建設コンサルはやめとけ?ネットの評判を整理してみた
では実際のところ、どんな人がこの仕事に向いているのか?
今回は、現在も建設コンサルタントとして働く立場から、実体験にもとづいて整理していきます。
向き・不向きのポイントを挙げればキリがありませんが、この記事では 特に“建設コンサルに向いている”と強く感じた特徴 に絞って紹介します。
建設コンサルに向いている人はどんな人?【結論】
建設コンサルに向いているのは、
「働き方にフィットできる × 学び続けられる × 人と協力できる」 人です。
もう少し分解すると、以下のタイプが特に適性が高いと感じます。
- 働き方にフィットするタイプ(繁忙期・業務内容)
- 数字・図・技術に前向きに取り組める(スキル適性)
- 学習意欲や説明力を伸ばしたいなどの成長志向がある
- チームで協力しながら仕事ができる(社交性)
この記事では、これらのポイントを詳しく解説していきます。
建設コンサルに向いている人の特徴
働き方にフィットするタイプ
■ 残業してガッツリ稼ぎたい人
繁忙期の残業量は正直かなり多いです。しかし、その分しっかり稼げます。
私は3〜4年目の頃、基本給+ボーナスで年収550万円でしたが、残業代込みだと750万円ほどになりました。
20代でここまで伸びるのは大きなメリットです。
■ ON/OFFの切り替えが上手な人
繁忙期にたくさん働いた分、閑散期は思いっきり遊ぶ。
切り替えが上手な人は向いています。
■ 初見の仕事でも粘れる人
建設コンサルの仕事は「毎回初見」が当たり前です。
最初は右も左も分かりませんが、2回目・3回目になると一気に要領が掴めます。
最初の1回目を粘って乗り越えられるかどうかは、とても大事な適性です。
スキルに適性がある人
■ 数字が嫌いじゃない
部署にもよりますが、数字は頻繁に使います。
そして数字は“検討した根拠”として非常に重要です。
■ 図を書く・絵を描くのが好き
図面とイラストは確かに別物ですが、絵が嫌いじゃない人は図面作業にも向きます。
図面には意外とセンスが出ますし、私は結構好きでした。
(CADオペレーターがいるので、苦手でも大丈夫です。)
■ 新技術に興味がある
近年はBIM/CIMやAI導入がどんどん進んでいます。
若手が任されることも多いので、新しい技術に触れるのが苦にならない人は相性が良いです。
成長志向のある人
■ 学ぶ意欲を持てる
建設コンサルは「一人前まで10年」と言われる世界です。
業務に入ると毎回分からないことが出てきますが、そのたびに資料や専門書で学ぶ姿勢が求められます。
とはいえ、高校・大学受験を経験してきた方にとっては難しいことではありません。
■ 説明が上手くなりたい人
建設コンサルの仕事は、
検討 → 資料作成 → 説明
までがワンセット。
説明が既に得意な人はもちろん向いていますが、説明は経験で必ず伸びるスキルです。
「上手くなりたい」という気持ちがある人はとても強いです。
社交性がある人
■ チームで業務を進めるのが好き
建設コンサルの業務は、基本的に数人〜十人のチーム体制で進みます。
■ 人脈づくりが得意
人間関係のストレスを抱えては仕事どころではありません。
また、分からないことがあったら“すぐ聞ける人がいる”。
そういう人脈を作れる人は、とても向いています。
■ 相手の意図を理解しようとできる
コンサルの説明に対して、発注者が誤解しているケースは結構あります。
また発注者が上手く言語化できていないことなど。
そのときに「相手はこういう意図だったのかも?」と考えられる人は、調整業務がとても円滑になります。
建設コンサルに不向きな人の特徴
“向いている人の逆”と言うとシンプルですが、特に以下の志向が強い方は相性が良くないかもしれません。
- 絶対に定時で帰りたい
- 早い出世を望む
- チームで業務を進めるのが好きじゃない
建設コンサルはチーム作業・説明・対話が多い仕事なので、このあたりに抵抗があると苦労しやすくなります。
まとめ
全体として、
「働き方にフィット × 学び続けられる × 他者と協力できる」 人が建設コンサル向きという印象です。
今回は、建設コンサルタントに向いている人・向かない人について、現役の視点で解説しました。
“向いている人”の特徴の中に「残業してガッツリ稼ぎたい人」と書きましたが、
実際に“どれくらい稼げるのか?”は気になるところだと思います。
次の記事では、建設コンサルタントの「年収」について詳しく解説します。



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